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ナショナルダイヤルメカニズム EMD-101 [パパの趣味]


もう2017年になってしまいました。 昨年アップしたブログは3本だけ・・ぼちぼちやっていきます。

さて、今年最初のブログは十数年来探していたものを手に入れた話です。 タイトルの「ダイヤルメカニズム」というのはアナログの無線機で、選局を楽にするために同調機構(バリコン)をゆっくりと動かすための減速装置です。同調メーターとともに受信機の顔といえる部品で、見栄えにも注意が払われています。かく言う私も小学生時代から今に至るまで、珍しい機構のダイアルがあるとせっせと集めてきました。


今回のものは松下電器(パナソニック)がアマチュア用部品を製造していた時代にごく短い期間売っていた、「幻の」と言っても過言ではない品物だと思います。私がこのダイアルを初めて認識したのはS42(1967)年初版の「SSBハンドブック」VFOの章の「最近はウォームギアを使用した機構も使われています」という記述に遡ります。私のハンドブックはS49(1974)年の版で、その当時は市場にはアイディアルMD-101しか流通していませんでしたので"ウォームギアタイプ"とはどれを指すか皆目分かりませんでした(当然、米NationalのNPダイアルなど知る由も無く)。 

どんな製品か不明のまま、20年近くが経過し、ナショナルがウォームギアタイプのダイアルメカを売っていたと知るのは確か神保町・明倫館で立ち読みした古本からだったと思います。メーカーが分かり、型番が分かったころにインターネット時代になり、検索で1967年のCQ誌に広告が載っていた事まで掴みます。該当するCQ誌を手に入れたのはヤフオクでした。それが、この広告です:

EMD-101004.jpg

EMD-101のデビューを飾った広告だったようで、5Pに渡り解説されています。機構はこんな感じです;

MechS_CQ1964APR026.jpg

これはすごいですね。ウォームギアが2セット、ベベルギアにネジ歯車と歯車技術のショウケースのような製品です。

ちなみに正価4,900円なり。同じ号のCQ誌の広告によるとクラニシの20:1(3,600円)がライバルでしょうか。とにかく珍しい機構に目がない私としてはぜひ現物を手に入れたい、とここ7-8年ウォッチを続けてきました。オークション情報サイトの記録ではEMD-101の最新の売買記録は2010年。

実は2-3年前に送信機に組み込まれジャンク一式で出品されたのですが同好の方がいるらしく、掛け負けしてしまいました。黒いエスカッションプレートが無くなっていましたので、全力BIDでなかったのも事実でした。

そしてついに今回は完品かつダイヤル部単体の出品を発見。今回は無事、勝つことが出来ました。届いたものがこれです:

正面s.jpg

そうそう! これを探していたのです! ダイヤルを回すとドラムが回転し、ドラム目盛りの1/10をダイヤル上の副尺で読める、という優れものです。広告では、複雑なギアトレンがバックラッシュをキャンセルすると書いてありますが、若干の遊びを感じます。調整するとゼロに近づけられるのかもしれません。 内部写真です;
ねじ歯車s.jpg
キテますねえ。このような機構を思いつき、歯車諸元に落としこんだ当時の技術者に脱帽です。

本品の出品者は81歳になられるOT様でした。品物に同梱して、同時のシャックの白黒写真を添付いただきました。リグはすべて手作り、オシロを備えた本格的なシャックでした。譲っていただいたOT殿に感謝です。大切に使って行きたいと思います。

中学時代の希望が、21世紀についに解決したというお話でした。生きていればいいことがあるさ、というのは本当ですね。ではまた。
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